結論としては、サンマルコ 「リーガル 祈り」に代えて良かった。
今では、「俺の先生」である。
サドルに、大切な事を教わったのだ。

1)「プロじゃねぇんだから! 俺には当てはまらない」

  と正直に感じること。

  もう、座右の銘である。この一言で、テニスだろうが、ゴルフだろうが、
  自転車だろうが、すべて解決である。
  この一言を念頭に置けば、下手なアドバイスに騙されることはない。
  下手なアドバイスとは、「食レポ」みたいなもののことである。
  下手なアドバイスをする雑誌や人間のばあい、「食レポ」みたいな
  フレーズを繰り返しているに過ぎない。そして、すぐプロを引き合い
  に出す。
  例:カンチェラーラは骨盤を倒す乗り方である

  プロがそうだからと言って、自分がそうとは限らない。

  ポイントは、「盲信しないで、自分で試す」ことと、
  「いや、自分には合わないかもな」と正直に自分の感覚を信じる
  ことである。


2)自分の感覚に従って、試行錯誤する。
  困った時は、データ的なものを一旦捨てる。

 サドル高=股下×0.885 みたいなのを盲信していたw
 そんな数値は、捨てることにした。
 実際に試す。納得できることをすることにした。

 「なんで低いのはダメなの?」と素直に考え、サドル高から試す。
 足がべったり地面に付く程度に下げた。
 
 結果、痛みが無くなった。要するに、それまでは、拷問器具である「三角木馬」に
 乗ってる(両脚を引っ張られてたのねw)のと同じだったのだ。

 俺は、極端に下げた、その高さに慣れた後、しばらくしたら、脚が回しにくいと
 感じて、5mm程度、少しずつ上げて行きました。

 その結果、驚くべき事に、股下×0.885 みたいな高さで安定しましたw
 もちろん痛くありません。


3)スポーツとしてやるなら、何でも、始めは痛い。

  自転車だけに痛みがある訳ではない。

  なんつうか、機材スポーツには「スイートスポット」ってものがあると思う。
  打点としての「スイートスポット」のみならず、最小の力で最大の結果が
  出せるコツみたいなのがあるのだ。
  俺は、テニス初心者のときは、親指とか、人差し指とか、変なところの皮が
  ずる剥けで痛かった。
  打点としての「スイートスポット」じゃなく、ラケットの握りにも「スイートスポット」
  があるのだ。言葉では難しいが、いい塩梅で握り、必要な時に、一瞬だけMAXの
  力を込めるみたいな、のである。
  
  「リーガル祈り」にも「スイートスポット」があった。ちゃんと乗れる様になれば、
  痛みはほとんど無い。

  ちなみに、現在でも俺はレーパン、バッド付きインナーの類は、はいていないが痛くない。


4)ママチャリ=低速=パッド多めのサドル、ロードレーサー=高速=パッド少なめ
  って、ホントに理解してます? 俺は理解してませんでしたがw

  低速=ドカっとサドルにケツを乗せる=楽=快適が目的
  高速=ケツは浮かせるもの=楽ではない=速さが目的:元々、快適思考で作られてない。

  再度、「リーガル祈り」に代えてから、ドカッとか、ベッタリとか座ってません。
  基本、ケツは数ミリまたは、完全に浮かす事を念頭に走ってます。
  また、人がいるところをゆっくり走行するときなどは、完全に低速立ちこぎです。

  その結果、ケツ周りの筋肉が発達してクッションになったのか、ますます
  痛くなくなりました。


痛みは、サドルからのフィードバックです。良いサドル程、フィードバックを返してくれる
ものだと思います(優れた道具はすべからくそうだと思う)。
だから、リーガルなどは、悪い所を矯正してくれる優れたサドルではないでしょうか。
幸いな事に、俺の場合は、サドル沼に陥らずに済みました。
リーガル先生に感謝ですw