YAMAHA PACIFICA112JL を改造する。

わざわざ中古を買っての改造など、セコくはない!
ちゃんと新品で買った愛用のギターの改造である。ネットでは安ギターを改造などという
記事が多いが、PACIFICA112は価格こそ安いがとても良いギターだと思う。
「安ギター」などとは非常に失礼な言い方である。

今回の改造は、愛用のギターをグレードアップしたいから、である。PACIFICAの上位機種
を買っても良いのだが、PACIFICAの上位機種には、レフトハンド仕様が無いのだ!

ギター界では、レフティは冷遇されている。ホントに選択肢がせまく、常々頭にきている。
PACIFICAの上位機種では、コイルタップができたりする。とても悔しい。それがキッカケでもある。
ネット上でいろいろ調べた結果、『タップして、レインボーントーンにしてやろうじゃん!』
ってことになった。

(拔

 ネットで調べてだいたい分かったが、手元にこの本があれば、鬼に金棒だ!

 ※しかし、ネットにしてもこの本にしても、今ひとつ「具体的な」説明に欠けるのである。
 そこで、自分のブログで真にわかり安い説明をしてみようと思った次第である。


必要なギターのパーツ
 半田ごてとか、電子工作の工具以外に、必要なギターパーツは、

 1)スイッチポットである。
  PACIFCA112JLにあわせると以下の通り。
  ・ミリ規格、
  ・ノブ部分の口径は6mm、
  ・ネジ部分の口径(ピックガードへの取り付け穴)が7.7mm(M8ということであろう)
  ・スイッチポットの場合は、ザグリの深さが38mmなので、それ以下の高さ。
  ・250KのAカーブを買うことにした。
   実際に中身を見たら、意外にも、PACIFICA112JLに付いていたトーンポットは、
   250KのCカーブ(ちゃんとレフティ仕様)だった。
   
  結果、サウンドハウスで買ったスイッチポットは以下。
  Bourns push-pull pot A250K metric [1602]

 2)コンデンサ
  元々ついてるやつを流用でも良かったが、ここはオレンジドロップを買うことにした。 
 PACIFICAにもともと付いてたコンデンサは「223J」となっていたため、0.022μf
 を購入。

 3)ケーブル、ハンダ、その他
  やっぱ音が気になるので、ハンダとかケーブルとかも楽器向けのにしておいた。

 実際に使ったケーブルは布巻きのヤツ。布はストリッパーを使っても、被覆が上手く剥けなかったw
念のためにハンダもギター向けのもの。

 まぁ、レンチも買っておいて、便利だった。ラジオペンチよりも全然良いと思う。


G枩図とかまとめ
 ペンタブを使うの面倒なので、手書き。

 1)セレクトスイッチ
P-01
PACIFICAについている
PUのセレクトスイッチは、
「縦一列」に接点がならんでるやつだった。
ピックアップからの配線も
目で確認した。
セレクターをフロントに
すると、1番と接触して
電気は7番から出る。
ハーフトーンの場合は、
例えば、1と2がミックス
されて7番から出る。
7番は結果出力である。

4番から8番は使用しないので無視w

今回はフロントピックアップを全体に追加するので、
1番と7番に追加でケーブル
をハンダ付けする。

尚、ケーブルの配線に関しては、基本、プラスの線(赤とか白)だけ追いかけていれば間違いない。
※マイナスの線はつまるところ、トーンポットの金属部分にグランドとしてハンダ付け
されてればOKなのだ。

 2)全体の配線図
P-02全体的な作業としては、

トーンポットを、スイッチポットに交換。

セレクトスイッチの1番と
7番から、
スイッチポットのスイッチ部へ、
追加でコード2本をハンダ付け。

なのだが、大変っちゃ大変である。

特に自分の場合、本を読んでもネットを見ても、
ズバリ解説してくれる記事がなく、今ひとつ理解できてなくて苦労した。

なんとか自力で会得できたのだが、ポイントとなるのは、スイッチ付きポットの、「スイッチ」と「ポット」を、全く別の部品とみなし、分けて考えると理解できたのだ。この配線図は自分の汗と涙の結晶と言えよう。

 要点をまとめると、スイッチをON(PULL)にすると、上図のピンクとグリーンの
 部分がつながる(通電する)ので、1番(F・P)から来た信号が、7番(全体)へ
 送られるので、スイッチでセレクトした分と、F・Pの信号がまざる、という
 ことである。一度分かればなんてことは無いのだがw

 3)ボリューム、トーンのポットと、スイッチポットのスイッチについて(補足)
P-03
ポットについては図示した
通り、水道の蛇口をイメージすると分かり安いと思う。
入り口を開けるか、締めるかで
ある。三本の端子のうち真ん中が出口になる。

尚、トーンポットには、電流の
出口が無いみたいだけど、動くの? 
と思わないだろうか。
自分も最初は疑問だった。

トーンの場合は、「本線」から
の流れを吸い取るか、吸い取らないか、
言わば、横っちょの水を捨てるためのホースと思えば、OUTPUTを返す必要は無いと
理解できる。

コンデンサは、高音域の信号を
すてるためのバケツってところかな?w

スイッチポットのスイッチ部分は、番号分けした様に、1番の列か2番の列(または両方)を使う。

 OFF(PUSH)の時は、ピンクの部分、ON(PULL)の時は、グリーンの部分が有効になるが、
 今回は、参考本に書いてあった通りにしたので、2番の列のみを使った(1番の列は無視!)。

 具体敵には、OFF(PUSH)の場合、A2とC2(A1とC1)がつながる(通電)。C2にはF・Pから
 の線をハンダ付けしてあるが、A2には何もないので、何も起こらない。

 ON(PULL)の場合は、C2とB2(C1とB1)がつながる(通電)。C2にF・Pからの信号が入って
 きて、B2から出て行く。つまり、B2と7番(全体)がハンダ付けされているので、F・Pが全体と
 まざる。


ず邏箸亮命拭措楕でさらに分かりやすく
 1)ピックガードを外して、取り外すために、ジャックと弦アースのハンダをとかした。
P1
赤線がジャックへのコードで、さらに白がプラス、銀色がマイナス。

黒が弦アース。











 2)長さがギリギリで開けにくい。メンテしやすくするため、コードを延長。
P3




















3)トーンポットを取り外したところ
P4マイナスのケーブルとか、
一旦、全部取り去った。
セレクトスイッチの7番から、
メインのケーブルがつながっているのが良く分かる。















4)スイッチポットをピックガードに取り付ける前に、コンデンサ、ケーブルをハンダ付けしておく。
P5





















5)スイッチポットのスイッチ部分の配線
P6
スイッチ部の右下2カ所に
コードがハンダ付けされている。

最初はよく理解できておらず、F・Pからの線を一本しかつけていなかった。
それだと何も動作せず、
5トーンのままだった!









6)セレクトスイッチの配線
P7
ちやんと、1番と7番に、
追加で白いケーブルをハンダ付けできている。

5)と同じく、最初はちゃんと理解していなかった。w













一回で上手くいかなかったので、あせったが、
一日悩んで、スイッチポットとセレクトスイッチの配線の部分が理解できたため、
二回目でみごとレインボートーンに改造できた。

これで、自分のPACIFICA112JLも、上位機種である。というか唯一無二の相棒だw
ちょっと羨ましかったコイルタップどころか、一気にレインボートーンギターなのである。
F+C+Rと全部の音を出すとか、F+Rの音が出せるのはサイコーだ!

次に機会があれば、ピックアップの交換で、さらなるアップグレードができる。
まじPACIFICAを買ってよかったww 
でも、YAMAHAももうちょいレフティモデルだしたら?
まぁ、YAMAHAに限らずレフティギターのバリエーションが増えるといいな。

あ、ギターの練習ももっと、しないとね!